ブリマム・ロックス Brimham Rocks
ブリハム・ロックスの情報を”花と英国”のリンクサイト”迷子さんの旅行ブログ”から見つけた時には小躍りした。
奇岩がごろごろしているらしい。これは天気の良い朝に行かなければと決めてきた。
バルーンは飛ばなかったが、お天気は良い。ということで今日の最初の訪問地となった。
地質学的なことは幾つかのサイトを読んだが良く理解出来ない。推測するに、3億2000万年前に出来た"Millstone Grit"というものが、
18,000年前の氷河期に浸食されて出来たものらしい。この途方もない歳月がロマンを呼ぶ。
ナショナルトラスト(NT)の管理だけにパーキングも広い。ペイアンドディスプレイだが、会員はNTのステッカーをダッシュボードに出しておけば無料だ。
パーキングから僅か5分も歩くと早くも大きな岩が見えてくる。高いものは30mもあるという。見る角度によって色々な形に見える。
道順や案内板は一切ない。自由に歩き回り、自由に想像すれば良いのだ。岩に登るのも自由。ロッククライマーもいる。
様々な形の石が次々に現れる。最初は一つひとつ、色々な角度から写真に収めていたが、そんなことをしていたら先に進まない。
途中から大きな岩や面白い形の岩だけに絞る。それでもここに掲載したのは半分以下だ。
この後NTのショップで購入したガイド(Explorer's Guide)によれば下左から2枚目が"Cannon Rock"と名付けられている岩の穴を覗いてみたり、
下中の割れ目を潜ってみたりと童心に返る。上右は"Blacksmith's Anvil"(鍛冶屋の金床)と名付けられている。
CannonもAnvilも日常見慣れていないからそんなものかと思うだけだ。
それに比べると、上左から2枚目を”鯨”、上右を"亀”、下左を”駱駝”と見るのは頷けるかもしれない。
下右から2枚目はここで最も人気の"Dancing Bear"、躍動感が感じられ素晴らしい。上右から2枚目は"Druid's Castle Rocks"と呼ばれる。
ブナの木が岩の割れ目に自生して、こんなに大きく育っている。根性ブナの木だ(写真下左から2枚目)。
写真下右の岩は"The Idol"と呼ばれる。どうしてこれで立っていられるのだろうと不思議でならない。落ち着かない気分だ。
接地面の拡大図をご覧いただくと私の不安が分かっていただけれるだろう(写真はPanoramioより)。
あるサイトに「さすがにこの岩に登る馬鹿はいないが、下に潜る馬鹿はいた」と出ていたが、ここにも一人・・・。私にはとても真似できない。
岩の上に登るとニッダーデール(Nidderdale)の美しいパノラマが見られる。すっかり晴れ上がり絶好のバルーン日和だ。未練がましい。
ビジターセンターでポストカードとガイドを求め、お勧めの岩を尋ねると"Druid's Writing Desk"と"Dancing Bear"、"The Idol"だという。
写真上右が"Druid's Writing Desk"”ドルイド僧(古代ケルト民族のドルイド教の僧)の書き物机”という意味だ。ここからの見晴らしも最高だ。
上述の"Druid's Castle Rocks"にもドルイド僧が出てくるが、ドルイド僧がブリマムに居たことはないのだそうだ。
写真上左は眺めているとあっちこっちに目があり睨まれているような気がしてくる。次は"Watchdog" で異議なし。次は左に亀、右は"Eagle"と出ている。
アップが下右から2枚目だ。止まっている鳥が飛び立ったらバランスが崩れはしないかと心配になる。下左の石は花の短い象のように見えなくもない。
パーキングに戻るとロッククライミングに向かう団体に出合った。こんなに大勢が登って岩が崩れることはないのだろうか。心配になる。
Address | Summerbridge, Harrogate HG3 4DW |
Telephone | 01423 780688 |
Web Site | Brimham Rocks |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。